車の鍵を紛失してしまいました。悪いことにスペアキーもなくしていて鍵自体を何も持っていない状態です。スペアキーなども持っていないときにドアロックしてしまった車の処置はどうすれば良いのでしょうか。
最初に車を移動させなければいけません。車をディーラーなどに移動させてから、鍵を作成してもらってできれば当日自宅に車を持って帰りたいものです。ただし、マスターキーだけではなくスペアキーも合わせてなくしてしまったのでキーがないときに、ロックしてしまった場合は、色々な業者に依頼して車を運んでもらわなければいけません。
目次
車の鍵を紛失した場合の3つのケース
車の鍵を紛失したり盗難に会ったりしたときに、失った鍵の状況によって開錠や鍵の作成を依頼する業者を替えたほうがいいときがあります。業者にはディーラー・鍵屋・ロードサービスというのが3大鍵サービス業者ですが、業者ごとにそれぞれ特徴があります。
鍵を紛失するケースにはマスターキーを紛失した時、スマートキー(マスターキー)とスペアキーを紛失した時の2つのパターンがありますが、そのときに3つの業者の中でどこに開錠や車の移動をお願いするのがベストの選択なのかを見ていきます。
スマートキーのみを紛失した時の対処法
スマートキーのみを紛失した場合、スペアキーがあるので、うろたえる必要はありません。まずは、開錠とレッカー移動の業者を選んでから依頼すればいいだけです。
マスターキーを作るためにディーラーに移動するもよし、自宅に移動してスペアキーで運転するのもいいのではないでしょうか。
スマートキーとスペアキーの両方を紛失してしまったときの対処法
同じ鍵の紛失でもスマートキーのみを紛失してしまって、スペアキーは家に置いてある場合、スマートキーをどこで紛失したかによってどの業者に依頼した方がいいのかが変わってきます。スマートキーをどこで紛失したかで、それぞれの業者の対応を見てみるとその違いがわかります。
鍵業者に依頼する
スマートキーを紛失してしまった場合、鍵屋に依頼してスマートキーを作成してもらうと50000円から100000円程度します。スマートキーは特殊な鍵で作成するときに一番お金がかかります。
鍵屋の場合は、紛失した場所に行ってからその場で作成することもできるので、なくしてしまったら鍵屋に連絡をしてからすぐに来てもらいます。鍵の作成をするには開錠しなければいけません。開錠も難なく行ってくれるので心配いりません。スマートキーは鍵屋でも作成できるのと料金的にもディーラーとほとんど変わりない価格で作成してもらえます。
車の鍵を紛失した時はディーラーにお任せ
車の鍵をなくした時に鍵の作成という面を考えると、ディーラーへ連絡して車を持っていってから全作業をディーラーに任せると、心配する必要もなく安心して任せられます。
ディーラーに連絡して来てもらう
スマートキーを紛失してしまった場合、車のドアの開錠を行わなければいけません。開錠を行うにはまずは、業者に来てもらって開錠してもらうか、レッカーで業者まで運んでから開錠してもらうかになります。現場で開錠してもらっても鍵がないので、運転することができません。鍵屋などに依頼すれば現場で開錠と鍵の作成まで行ってくれますが、スマートキーになるとIDが必要になります。ディーラーに連絡をして開錠まで行ってくれるところもあるので、まずは現場で開錠してもらって、店舗までレッカーで移動か家までレッカーで移動します。
ディーラーだと開錠と車の移動からマスターキーの作成まで安心して依頼できます。現地で開錠まで行ってもらって、レッカーでディーラーまで移動します。あとは店舗の方でスマートキーの作成の申し込み手続きを行って代車を借りてから帰宅するだけです。
ディーラーで鍵の開錠と作成を行ったときにかかる費用
鍵の作成にはマスターキーとスペアキーではまったく値段が変わります。マスターキーを紛失した場合の作成はどこのメーカーのディーラーに行っても、同じぐらいの料金で作成できます。30000円前後というのが相場のようです。
マスターキーにはほとんどのキーでイモビライザーがついていて、イモビライザーも新規に登録をやり直さなければいけません。その費用も含めて30000円ということになります。そうなるとディーラーに依頼して作成した方が安全ですし安心して依頼できます。
イモビライザーは現在車の盗難防止機能として重宝されているもので、トランスポンダーというチップと車のコンピューターが一致して初めてエンジンがかかるシステムになっています。そのため盗難防止には最高のセキュリティーとなっています。
鍵を紛失した時はスペアキーが重宝する
スペアキーは新車を購入した時にマスターキーとは別についています。普段スペアキーを使うことはありませんが、鍵を紛失した時に重宝するのがスペアキーです。スペアキーがあれば、いざというときに車の開錠や運転するのに困りません。スペアキーで車の運転をしている間にマスターキーを作成すればいいだけです。
中古車を購入した時は、マスターキーのみでスペアキーがないことが多々あります。その時にはスペアキーを作っておくと、マスターキーを紛失した時には便利です。
鍵の紛失時にスペアキーがあるとスペアキーで開錠と車の運転ができるため、慌てる必要がありません。新しいマスターキーを作るにしても、じっくりと考えてから依頼先を決められます。
国産車の場合はそれでも割安でスペアキーを作成できます。外車になると日本車以上のお金がかかります。特にベンツやBMWなどはキーで使用している素材は日本車と違って、作成するには相当な料金となります。
使用素材としては、日本車の場合は素材にクロムやニッケルを使用していますが、外車の場合は鋼材を素材として使用しているので一般的な鍵屋が使用している工具では加工できません。特別な工具を使わなければ加工できなくなっています。
車の鍵を紛失した時はまずはロードサービスにお任せ
ロードサービスに依頼した時のメリット
任意保険会社のロードサービスを利用する場合、事故した時に使うのが一番多いのですが、鍵の紛失時や鍵を車内へ閉じ込めた時でも利用できます。車に鍵をかけたままロックしてしまった場合は、ロードサービス利用は電話1本で済みます。あとは来てもらった作業員に任せておけば、レッカー移動をしてもらえます。電話1本ですべてお任せできるのはロードサービスならではのサービスです。あとは、移動先をどこにすればいいのかを伝えるだけで済みます。
任意保険会社のロードサービスでレッカー移動ができる距離が変わります。保険会社ごとの無料で移動できるレッカーの移動距離を詳しく見ていきます。
A保険会社の場合、キーの閉じ込めの開錠は無料で、レッカー移動は35?mまで無料です。S損保の場合、キーの閉じ込めの開錠は無料で、レッカー移動は50?mまで無料です。Mダイレクトの場合、キーの閉じ込めの開錠は無料で、レッカー移動は50?mまで無料です。Cの場合、キーの閉じ込めの開錠は30分以内無料で、レッカー移動は100?mまで無料です。三井住友海上の場合、キーの閉じ込めの開錠は30分以内無料で、レッカー移動は15?mまで無料です。S24の場合、キーの閉じ込めの開錠は無料で、レッカー移動は100?mまで無料です。イーデザイン損保の場合、キーの閉じ込めの開錠は無料で、レッカー移動は60?mまで無料です。
このように任意保険会社のロードサービスを利用すると鍵の閉じ込めや紛失した場合でもお得なサービスとなっています。
ロードサービスに依頼した時のデメリット
ロードサービスのデメリットはJAFなどの場合は年会費を支払うので、利用する機会がなければ無駄な出費となります。ただし任意保険会社のロードサービスは車の保険に入ると無料で利用できるので、デメリットは基本的にありません。
鍵を紛失した時に利用すると便利なロードサービス!メリデメまとめ
車の鍵を紛失した時のロードサービスの利用のメリットとデメリットについて紹介してきました。どれもメリットの方がありデメリットを感じさせないサービスとなっています。
ディーラーに依頼するときのメリットや各保険会社のロードサービスについて紹介しているので、今から自動車保険に入ろうと考えている人には参考になります。